CX-8 シートポジション周りの不満と最適な運用方法

CX-8 はマツダのフラグシップSUVの位置づけですが、気になる些細な部分がちょくちょくあります。


そもそも車両価格が大安売りの部類でコスパが異常に良いのは事実であまり文句は言えませんが、些細な部分がレベルアップすると満足度は一気に高まると思います。今後のオプションの充実や改善に期待します。

ルーチンワークの些細な不満

走行性能やデザインはもちろん重要ですが、それ以上に車に乗る際に必ず発生するルーチンワークの簡略化は重要かと思います。

ルーチンワークとしては以下の様なものがあります。

  1. ミラーポジション調整
  2. ハンドルポジション調整
  3. シートポジション調整
  4. ディスプレイポジション調整

運転者が1人という場合も関係ない話かと思います。あと「ルーチンワークも含めて車の運転が好きだ!」と言う人には失礼な話で、すみません。

ただ、多くのファミリー層にとってはルーチンワークが無駄な作業であることは事実です。これから何千回と同じことをするわけです。これが省けたらすごい時間の節約になります。

多少極端ではありますが、仮に夫婦2人が交互に乗るとして、5年間毎日1回20秒かけてポジション調整するとしましょう。そうなると夫婦2人で、なんと20時間もシートポジションを調整していることになります。

「今から20時間シートの調整をしてください」 など言われようものなら発狂していまいそうです。

ミラーポジション調整

CX-8 のミラーポジションは電動で調整できますがシートポジションメモリ連動ではないです。

うちのように夫婦で身長差がある場合は全然ポジションが違うので毎回しないといけません。ただ、ボタンをポチポチするだけではあるのでそこまで負荷はありません。できればシートポジションメモリに連動してくれていたら満足度高めでした。

ハンドルポジション調整

CX-8 にはチルト&テレスコピックステアリングがありますが、残念ながらマニュアルです。こちらも夫婦で身長差があるので毎回調整が必要です。

「チルトテレスコがあるだけいいじゃないか!」という声もあるかと思いますが、アテンザやCX-8はフラグシップの位置づけにあるわけで、そこは電動化してほしかったものです。

見えない部分に配置された少し硬めのレバーを操作するので少し負荷があります。できれば電動化に加え、ハンドルポジションがシートポジション連動しているとかなり満足度高めでした。

シートポジション調整、ディスプレイポジション調整

シートポジションとディスプレイポジションはシートメモリに設定できるので満足です。ただし、シートポジションは設定するとそこの位置から動きません、動かぬこと岩のごとし・・・。

一番使いやすいのはシートベルト連動でシートベルト解除でシートを後ろに自動で下げる。シートベルト着用でシートを前へ自動で移動してほしいです。これは割と深刻で超前ポジションの人は車から降りられないかと思われます。

幸い私は車から降りる下りることは容易にできます。ただし、乗り込むのは少しきついかなと思います。シートポジションをゆったり系にして慣れようとも模索しましたがダメぽいです。

シートポジションメモリの最適な運用方法

色々検討してこれが最適かな、と言う運用を見つけたので書いておきます。

シートポジションはシート側面に2つメモリがあり、2つシートポジションを設定できます。さらにキー事態にもシートポジションを設定できます。

キーは納車時に2本あるかと思います。それぞれにシートポジションメモリを設定できるそうなので4パターンのシートポジションを設定できることになります。

通常は鍵オープン時に自分のシートポジションにしているかと思いますが、前ポジションで設定している人は乗り込みが困難だと思います。その場合は、キー側の設定はシートを後ろに下げた状態を設定させると良いかと思います。

そうすると、キーオープン時にはシートは後ろに自動で下がります。乗り込んで自分のシートポジションメモリのボタンを押す手間は発生しますが、乗り込みが大変よりははるかに快適かと思います。

シートポジションの設定方法などは電子マニュアルのリンクを掲載するのでご覧ください。

【MAZDA】CX-8 | 電子取扱説明書 | KG

お好みのドライビングポジションを記憶させることができます。
次のドライビングポジションを記憶させることができます。
    運転席シート位置 (角度、前後位置、全体高さ、前端高さ)
    →参照「運転席の操作」
    アクティブ・ドライビング・ディスプレイ (表示位置、輝度、表示情報)
    →参照「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」
ドライビングポジションを次の操作で記憶または操作することができます。
    シート側スイッチの操作
    キーを使った操作

記憶させるとき
ドライビングポジションをシート側スイッチとキーに記憶させることができます。
    パーキングブレーキがかかっていることを確認します。
    セレクトレバーがPの位置にあることを確認します。
    エンジンを始動させます。
    シート位置とアクティブ・ドライビング・ディスプレイをお好みの位置に調節します。
    シートのSETスイッチを、ビープ音が1回鳴るまで押します。
    ビープ音が鳴った後、5秒以内に次の操作を行ない、ドライビングポジションを記憶させます。
        シート側のスイッチに記憶させるとき
        1、2のうち記憶させたいスイッチを、ビープ音が1回鳴るまで押します。
        キーに記憶させるとき
        キーのスイッチを、ビープ音が1回鳴るまで押します。