入場料高いが元は十分取れるフォーゲルパーク

島根道ができて広島~松江のアクセスが大幅に改善されました。広島市内から180キロ程度でそれなりに距離はありますが、高速道路網は充実しているので2時間30分ぐらい行けます。

特に、浜田の方には有名な水族館アクオスがありますが、松江方面には宍道湖以外特にないと勝手に思いこんでいましたが、実はなかなか魅力が満載な場所や施設があるようです。




当初は行く気がなかったフォーゲルパーク


ぱっと名前を聞いても特に魅力を感じなかったフォーゲルパーク。

フォーゲルという単語自体にそれほど興味はそそられる傾向はないのですが、せっかく松江付近に来たわけなので行ってみようということになりました。

宍道湖に沿ってしばらく行くとフォーゲルパークがあります。てっきり海側にあるのかと思いきや、逆に山の方でした。車で来たので、グングン山を登っていくのかと思いきや、宍道湖沿いの一畑電鉄のフォーゲルパーク駅前の駐車場がありました。

「なるほど、さっそく登山というわけか・・・」登山自体は好きなので問題ありませんが、やわに育っている子供たちは、音を上げるかもしれません。

ちなみに駐車場は2時間無料ですが、それ以降は有料となります。良いタイミングでイベントがあれば2時間で回れる可能性は高いですが、ペンギンを眺めて「ぼーっ」としたり、花の種類を1つ1つ見ていると2時間は足りません。駐車料金は払うつもりで行きましょう。

入場料は大人1540円、小学生中学生の子供は770円、幼児は無料です。この時点では結構高い気がしました。

「大規模な動植物園でないのに、この値段はなかなか払えない・・・」

と思いつつ、せっかく来たので払います。

山登りをすることを子供たちに伝えて、だるい空気のなか入場すると、花が咲き乱れる空調管理された素敵な空間です。


周りは中国の方を思しき方たちばかりのちょっとした外国気分です。日曜ですが人はあまり多くありません。

とりあえず、山登りの気配は完全に吹き飛び、アジア人が集まる南国プチリゾート地に来た気分で順路を進んでいくと、何やら超絶長いエスカレータが現れました。


先の見えないほど長いエレベータ。人生で一番長いエスカレータは丸の内線のものでしたが、フォーゲルパークのエスカレータそれ以上。なるほど登山をしなくても良いわけです。

長いエスカレータなので超絶時間がかかります。じっと立っているとだいぶ時間がかかりますが、ところどころに生き物がいたりするので上手に暇つぶしになります。エスカレータの管理も大変でしょうが、生き物のお世話も大変でしょうね・・・。


エリア1 ウォータフォールエイビアリー


最初に通るのがウォータフォールエイビアリー。エイビアリーという表現は初めてです。

ここに入って驚くのは、鳥が放し飼い状態であること。目の前数十センチ前を鮮やかな鳥が歩いていきます。目の前に金網が張り巡らされた動物園では絶対にありえない光景です。いざとなればタッチすることが出来る状態です。


当然追い回したり触るような人はいませんので、鳥たちも安心して人間の周りを歩いている訳です。この状態を作り出せているフォーゲルパークはすごいと感じました。

「大人1540円でもありじゃね?」と感じる瞬間です。

1つのエリアは直ぐに見て回れますが、じっくりいようと思えば何時間でもいることができる最高に楽しい空間です。しかし、頭には「駐車場は2時間まで無料・・・」という言葉が、どうしても足を先へ先へ進めてしまいます。

イベントの時間が決まっているのであらかじめ計算して進んでいきましょう。


エリア2 トロピカルエイビアリー



次に到着するのは、放し飼いではない鳥たちの展示です。超高速で飛ぶ鳥たちなど放し飼いは無理なのでしょう。

数が多いのでじっくり読むととても勉強になりますが、幼児や小学校低学年は興味はないようなので、サクサク進んでしまいます。残念です。鳥だけでなく植物もしっかり色々な種類があるのでこちらも勉強になります。植物の植え方も雰囲気があってよいです。花だけではなく葉っぱものも良い感じです。

サクサク進むと最後の方にペンギンがいます。ペンギンはさすがにその辺は歩いていません。水槽の中に集まっていますが、距離はだいぶ近いです。ちょっと手を伸ばせば触れてしまう距離です。動物園でこれだけ接近できるところは今のところ行ったことはありません。

これも「大人1540円でもありじゃね?」と感じた瞬間です。

とりあえず、ペンギンに接近しまくって写真を撮らせてもらいました。


このペンギンたちはパレードをするので、しばらくすると人でいっぱいになりました。ここからはよくあるペンギンのパレードの始まりです。



エリア3 フクロウハウス


次のエリアまでは少し歩きます、下ります。

歩いていくと、コイまみれの池が現れます。そういえばコイは他のエリアにもちょくちょくいます。餌付けされているので、貪欲に寄ってきてくれるので見応えがあります。

途中、おいしそうなそば屋がありますが、劇的においしいという声は聴かないのでスルーです。本場の最高な出雲そばを食べるならパークの外でしょう。

最後のエリアです。ここでフクロウショーがあるということで席を取って待ちます。

イルカ、サル、アシカは賢く教えてあげるとすごいことをしてくれるというのは分かるのですが、いかんせん脳の大きさが小さい鳥です。

「ショーと言ってもただ飛ぶだけだろう。」

と期待はせずに待ちます。


登場するのは、ワシ、フクロウ色々、インコです。ワシ、フクロウ迫力があります。インコ色鮮やかですが賢いのでしょうか?

ショーが始まりました。完全に私が間違っていました。

ただ鳥が飛ぶだけなのですが、実に賢い。きちんと笑うところも含めつつ、超絶賢い鳥たちが、バッサバッサと飛び回ります。

とりあえず、この時点で「大人1540円」の入場料を完全に回収しました!


SS上げまくっていますが、速すぎてとらえきれません、ブレまくり・・・。

フクロウショーの後は、フクロウの手の乗せ体験(有料)ができます。大きなフクロウ、中くらいのフクロウ、小さいなフクロウ3タイプ選べます。なかなか鳥が手に乗ることはないので貴重な体験ができました。

大変満足なフォーゲルパーク、最後は花の香りたっぷりのベゴニアソフトクリームで締めです。花の香り豊かなベゴニアソフトクリームはフォーゲルパークだけで味わえます。なかなかおいしいものでした。


駐車料金が気になって仕方ないフォーゲルパークでした。結構早く回りましたが、2時間とちょっとで200円とられました。じっくり回ろうと思うと3,4時間は無料にしてほしいですね。

今週末は雨のようですが、みなさまフォーゲルパークへどうぞ。雨でも屋根があるので楽しめますよ♪