プログラミング絵本「ルビィのぼうけん」がようやく息を吹き返した

今後必須となる予定のプログラミング教育のために、1年ほど前に「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」を買いました。 原作「Hello Ruby」。


 「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」


来るプログラミング教育のために頭の柔らかいうちに論理的思考力を身につけてもらおうと思い、ネットを徘徊していました。その中で評判のよさそうな本が「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」でした。


まだまだ頭の柔らかい子供に、私のように頭が凝り固まった人間が教えても悪影響しかないはずです。ここは本に頼るしかない!

「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」は幼稚園児が楽しく学べたという記載がありました。「これは幼稚園年長さんでも行けるのではないか?」

大人が試しに読んでみると、なじみのペンギン、アンドロイド、きつね、雪ヒョウなどなんとなく親しみのある動物たちがでてきます。tomcatやLispのような怪物は出てこず子供にやさしい内容となっています。

そして作者のリンダ・リウカスさんがかわいいのでお父さん方におススメです。TEDで公演されていますのでご覧ください。

で、「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」を子供に意気揚々と渡してみましたが、2ページぐらい読んでどこかに行ってしまいました。

Σ( ̄Д ̄;)

「せっかく買ったのに何ということだ・・・」

うちの幼稚園時には今一つでした。当然年少さんにも特に興味を持たれずに1年間本棚で眠ることとなりました。


 「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」が日の目を見る日が来た!


とうとうこの日が来ました。

ふと本日取り出して一緒に読んでみたところ・・・ものすごく食いつく!1年前までとは大違いです。身近なものの多くにコンピュータが入っていて、それらに命令を出して忠実に言うことを聞かせることができるという部分に魅力を感じたようです。

そしてコンピュータのへの命令は「0」「1」だけという世界、1+1=10になる学校とは違う答えになる不思議に興味津々のようです。

「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」ですが、読み物だけではありません。読んだだけでばさほど別にプログラミング的思考ができるわけではありません。

実際にプログラミング的な思考力を鍛える問題集が後ろに22問ついています。これも大喜び!

「コンピュータにお昼寝をさせる」というお題、コンピュータは事細かく指示を出さないということを聞かないという前提があります。パパがコンピュータ役を意地悪くやります。

子:「昼寝をしなさい!」

パパ:(そんなんじゃ眠らんぜ)立ったまま目をつぶる

子:「違う、背中を地面につけるの!」

パパ:(ふっ、甘い!)背中だけつけて頭を浮かせて、足は体操座りの体制

子「違う、頭も地面につけて足を伸す!」

パパ:(見よ!この足の見事な直線を!)足をそのまま空に向かって伸ばす

子「違う!膝の裏を地面につけるの!」

パパ:(それじゃ寝れんぜ!)目をランランと空ける

子「目を閉じて、頭を空っぽにする!」

パパ:(お見事!)「はい」

こうして大きな問題を小さな問題に分解して的確に指示するという課題をクリアできたようです。

他にも公務員試験でよく出る大人も苦手とするような問題が後々でてくるようです・・・論理和とか。

「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」ですが、大人も子供も楽しく学べる本なので一冊いかがでしょうか。第2弾も出ているので買おうと思います。