株投資のすゝめ 銀行にお金を預けるよりましな程度儲けよう!

今日は「株投資のすゝめ」ということですが、決して怪しい話ではありません。



よく「必ず儲かる!」とかいう勧誘がありますが、ああいう話はどう考えてもありえません。株投資のプロである銀行、保険会社などの機関投資家でも予測を外して損失を出して撤退することがよくあるわけです。


本日おススメするのは「株投資は怖い・・・でも興味はある」という人を後押しする、負担が少なく大きく損をしない資金の運用方法です。はっきり言って大儲けできる話ではありません。リスクもあるので気を付けてください。


大儲けはできないけど、銀行にお金を預けておくよりはましな程度の資金運用のお話です。株の始め方とか、証券会社は他のサイトが詳しいので、今回は特にお勧めしません。





株投資に必要となる知識


機関投資家は投資判断するうえで様々な情報を加味します。


詳しい話は眠くなるのでしませんが、企業の業績(ファンダメンタル分析)はもちろんのこと、株価の様子(テクニカル分析)、国内の経済の指標、国内の政治状況、海外の経済の指標、海外の政治状況など情報をできるだけ集めます。


膨大な量を集めて株価の変動を予測するのでそれなりに勝てるわけですが、どうしても予想外の動きで負けることがあります。


我々はそんなに膨大な情報を集めることができないので、本当にわずかな情報で判断します。当然絶対儲かるなんて保証はないわけですね。



負荷の少ない投資


そんな中、わりと時間をかけずにそれなりに「勝てるのかなー」という方法は株価の様子を観察して投資する方法です。


以下の図は見たことがある人も多いかと思います。ロウソクのような形状と並びで買う・売るを決めます。チャート分析と言います。


毎日忙しいから国内・海外の経済政治状況なんかに目を光らせることができない人におススメです。最初にある程度学習するコストはかかりますが、一度学んでしまえば終わりです。


すごくおススメではありませんが、それなりに参考になる本を紹介します。読んでる途中「???」となる部分がありますが、悪い本ではないです。


他にも「90%勝てる!」と謳っている本が多いですが、そこまでは絶対に行かないと思います。株投資は人間と人間の心理戦なのでシナリオ通りには動きません。株投資心理は学問の1つになるぐらいなので簡単には学べません。株投資は甘くないということは常に頭に置いておく必要があります。


そんなこんなで、先ほどの本の通りにやるとおおよそ60%ぐらい勝てるようになります。残り40%は心理戦や国内の経済・政治状況、海外の経済・政治状況の変化により負けます。


私はチャート分析だけでなく、ぐにゃぐにゃした曲線も判断材料に加えているのでもう少し精度は高くなります。


重要なのは50%・50%の勝ち負けのギャンブルにしない点です。何の知識もなしでやると、最終的に50%・50%の勝ち負けに収束して儲けは0円になります。やる意味ないですね。


そうではなくて、勝ちを負けよりも少しだけ増やして無難にお金を増やそうということです。私の場合はそんなにはじっくりやってないので、およそ年間で最低4%程度は増える程度です。


仮に100万円を1年間投資すると104万円ぐらいになります。毎年複利で投資していくと10年で148万円程度にはなります。実に大したことはありませんが、銀行に預けるよりははるかにましですね。


もっと希望を持ちたい人は、年間20%を目指してください。複利運用で、100万円が20年で3800万円になりますよ(笑)



注意点


注意する点はいくつかあります。

1.生活資金は投入しない


当然です。


「余って銀行に預けるのはもったいないなー」というお金を利用します。株投資はリスクがあるので減ることもあります。仮に半分になっても「十分生きていけるよー」という範囲で投資します。


2.判断が失敗したらすぐ売る


「株価は上がる!」と思って買ったのに下がってしまうことはあります、すぐ売る勇気が必要です。塩漬けと言われます。


いつか上がるだとうと、株を塩漬けで熟成させても、たぶんその株価は上がりません、すぐ売りましょう。そりゃ景気の波を見れば20年、30年後には上がるかもしれませんが、20年、30年間、他の株が買えなくなります。賢明な判断ではありません。


3.最低限のニュースは知っておく


チャート分析だけでいいと言っておきながらあれですが・・・国内と海外の経済の最低限の大きなニュースは知っておく必要があります。


大きなニュースの基準は、あるニュース番組で22時00分から22時20分までに取り上げられるレベルの話です。ギリシャで経済危機というのに「買いだ!」というのはやばいということです。


よく分からないという人は、国内・海外で経済的な大きなニュースがあるときは、売り・買いはしないというのが無難かと思います。